経営学で自分の人生をマネジメントする5ステップ

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近年、大ヒットしたある本の影響で経営学が注目を浴びてきています。

経営学と聞くと、とても難しい勉強をしなければいけない感じがします。

 

「私は会社経営者になるわけでないので、そんな勉強は必要ありません。」

 

という声も聞こえてきそうですね。

 

実は経営学というのは、会社を経営する起業家や経営者のための勉強で

はないのです。

 

「経営学は、自分の生き方をマネジメント」する学問でもあるのです。

 

自分の人生をより良く、幸せで充実したものにしていくための

いわば、人生のマネジメント方法を学ぶのが経営学の本質なのです。

 

社会現象(※)「もしドラ」をご存知ですか?

 

高校野球のマネージャーになった女子生徒が、弱小野球部を甲子園出場へ

導く目標を立て、その実現に向けて部員の意識改革というマネジメントを

行っていく小説スタイルのビジネス書です。

 

そしてこの女子高生マネージャーが偶然手にした本こそが、
歴史上で偉大な経営学者の一人、故ピーター・F・ドラッカーの『マネジメント』なのです。

*もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

Wikipedia → https://goo.gl/RiK9t8

 

ドラッカーは現代社会が組織社会になればなるほど、
組織が正しくマネジメントされなければ人々は、真の自由を得ることができないと考えていました。

 

そのため、幸せな社会の中で生きるための「マネジメント」学を研究して

提唱し続けてきました。

 

多くの経営学者は、「経営学=会社を成長させるため」「より多くの利益を上げるため」
と答えるところ、ドラッカーは「人々の幸せのため」と答えていました。

 

つまり、ドラッカーの言葉を借りれば「経営学=幸せになるための学び」であり、
それを学ぶということで「自分で、幸せな人生、生き方をマネジメントする」
ことができるということになります。

 

自分自身の人生の経営者となるために経営学を学ぶ時代

 

経営とは、「ヒト・モノ・カネ・情報」といった資源を使い、価値を生み出し

世の中に提供していく行為をさします。

 

経営者とは、これらを上手に動かし分配するという「マネジメント」をする

の代表者、リーダーのことを言います。

 

「ヒト・モノ・カネ・情報」を上手に動かすことができないと、経営が

成り立たず倒産をしてしまいます。

 

自分の家族だけでなく、従業員や彼らの家族まで不幸になってしまいます。

 

社会に貢献をしながら、かつ会社に利益を残すためには会社組織を円滑に

運営していく経営手腕が問われることになります。

 

知識社会の到来で会社経営に変化が訪れる

 

経営学は本来、会社組織の効率的な運営ための学問として生まれました。

 

大量生産、大量消費の工業社会において最も必要とされました。

 

工業社会では何かを生産する技術や知識は、企業が独占することができました。

 

そのため、ひとつの特許技術さえあれば、それだけで企業はある程度

繁栄し続けることが可能でした。   

 

ところが、今はドラッカーが言うところの知識の時代です。

 

知識社会の到来により、知識は瞬時に伝えられ万人の手に渡ってしまいます。

 

知識の入手が平準化されると、今度はそれをどう活用するかが重要になって

きます。

 

ヒトをマネジメントする難しさ

 

例えば、コカコーラは大昔にある薬剤師が偶然発見したレシピを元に作られた

飲み物です。

 

レシピの原本は極秘で、コカコーラ社の内部の人でも知っている

人は一人しかいないとも言われています。

 

しかしながら今の時代では、インターネットの中をちょっと検索すると

類似したジュースを作るレシピがたくさん見つかります。

 

本物のコカコーラの味とは言わないまでもかなり近い飲み物の

レシピが個人のブログや動画で公開されています。

 

コカコーラ社の場合は、レシピを最上位の機密情報にしているため

流出を免れていますが。

 

退職者から簡単にレシピや技術が流出し、それをライバル企業に持ち

込まれるリスクは、どこの企業にもあります。

 

類似商品が開発され、業界シェアを奪われることも日常茶飯事です。

 

そんな中、従業員を動機付け、高いモチベーションを維持してもらいながら

より価値あるモノやサービスを自社で生み出してもらう必要が

でてきました。

 

経営者には、人々を自社に留まらせるための動機づける

能力が求められるようになってしまったのです。

 

ニンジンを目の前にぶら下げるだけで解決できるのか?

 

自社のノウハウ(知識)は守秘義務やコンプライアンス、特許などの法律で

ある程度までは流出を予防できるかもしれません。

 

しかしながら、一度ノウハウが流出しそれを元にオリジナルが開発されてしまえば、
それはこれらのコントロール外の話になってきます。

 

したがって、経営者は高いノウハウや知識を身につけたヒト(従業員)が、

簡単にライバル会社に高い給料でヘッドハンティングされるのを防ぐ

必要さえも出てきたのです。

 

以前は、ライバル会社より高い給料、役職、地位を与えることで

流出を防ぐこともできました。

 

つまり、出世と高給を約束すればノウハウや知識が他社に流出

する危険も少なかったのです。

 

ところが、終身雇用が崩壊した今の時代では、高給というニンジンを

目の前にぶら下げただけで盲目的に、自社を崇拝してくれるヒトは

減ってきました。

 

また不景気で先行きが不透明な社会のため、そもそもニンジンすら

ぶら下げることができない企業も多いのが現状です。

 

生き生きと働き、創造力を発揮してもらうためには?

 

「ヒト」の持つ創造力が、会社の発展のためには不可欠となって

きました。

 

単純な製造作業で生み出された大量生産、大量消費の時代には

ヒトの価値よりも、機械の性能が重視されることもありました。

 

より高度な機械、効率的に生産が可能な機械。

 

そして、それを稼働するためのマニュアルを正確に把握できる

人が求められました。

 

今は、モノが溢れている時代です。

 

機械による単純、効率作業で大量生産される商品は価値が下がり

価格競争に陥ってしまいます。

 

また、そのような価値の低くなっているモノを作るために

人件費はかけることができません。

 

支払われる給料も低く、ヒトのモチベーションや働く意欲も

下がる一方です。

 

知識社会では、ヒトによって生み出される知識そのものが

価値を生み出す時代です。

 

従来の発想にとらわれない自由な創造力で新たな商品やサービスを生み出す

ヒトが求められます。

 

また、組織の一員となるヒトの意識もこれまで以上に働き甲斐を得ることができる仕事を探すようになりました。

 

経営学で幸せな人生をマネジメントする方法

 

従業員は、お金や収入のためだけに仕事をしているわけではありません。

 

それぞれに達成したい目標があり、そのための手段として仕事を行なっている

場合もあります。

 

もちろん、仕事そのものを生き甲斐として組織の一員として達成したい目標を

掲げている方もいることでしょう。

 

目標はそれぞれ異なるかもしれませんが、経営者は同じ組織の一員、
リーダーとして彼等の目標や夢の実現の達成をサポートしてあげることも重要な

役割の一つだと感じます。

 

そのためには経営者自身が自分の生き方をマネジメントして、幸せな

人生を手に入れていなければいけません。

 

時に手本を見せて、導いてあげる必要が出てくるからです。

 

経営者にとって、経営学を学ぶことは自分のためだけでなく従業員の

人生をマネジメントするためにも必須となってきたのです。

 

もっと言えば、従業員を持つ経営者は経営学を率先して学び、それを

わかりやすく嚙み砕き、教えてあげる必要もあるのではないかと思います。

 

経営学で自分の人生をマネジメントする5ステップ

 

それでは具体的に、どうやったら自分だけでなく、従業員の人生までも

幸せになるようにマネジメントすることができるのか?

 

個人として経営学を学び、幸せな人生を手に入れるためには、具体的にどんな学び方をしたら良いのか?

 

今回は、経営学の細部の科目についてではなくもっと大きな視点。

 

つまり、幸せな人生をマネジメントするために、どんな事を意識して

経営学を学んでいったら良いのかというお話しをしていきます。

 

この視点で経営学を、従業員に伝えることが必要だからです。

 

ちなみに、ビジネススクールで経営学を学ぶとなると、一般にはこちらに

ある科目を学ぶことになります。

 

参考 Wikipedia 経営学

 

 

経営戦略論・コーポレートファイナンス・組織経済学

ミクロ経済学・マクロ経済学・交渉術・マーケティング

国際経営論・人的資源論・財務会計論・管理会計論・監査論
会社法・租税法・民法・経営史・技術経営論・プロジェクトマネジメント
生産管理・金融工学・金融商品取引法・保険数理・計量経済学・財政論

 

これらの科目を見ているだけで、勉強嫌いな人は拒絶反応を起こして

しまいますよね?

 

でも、安心してください。

 

幸せな人生をマネジメントするために特に重要なのは、上記のような

難解な学問としてではなく。

 

次の4つの分野の知識について学ぶことだと思っていただければと思います。

 

この4つの分野に加えて、学びを加速させるための1つの

ステップを合計して、5つのステップでマスターすることができます。

 

ステップ1:人間関係について学ぶ

 

幸せな人生は、全て人間関係の上に成り立っていると考えています。

 

家族や、学校、近所の友達、会社の組織に至るまで。

 

私たちは常に人間関係の中で、生きていかなければなりません。

 

人間関係なしで、生きていくことは不可能です。

 

無人島で、孤独に一人で暮らして幸せを感じることができる人は

いないと思います。

 

トムハンクス主演の映画、「キャスト・アウェイ」では、飛行機事故で

偶然無人島に漂流したトムハンクスが孤独で極限状態に追い込まれる

様子が描写されました。

 

孤独に耐えかね最後は、バレーボールを擬人化して話しかけるところ

まで追い込まれています。

 

人間関係がうまくいかないと時に、大きなトラブルや問題、悩みに発展する

こともあるため煩わしく感じることもあるかもしれませんが。

 

かといって、人間関係なしに生きて幸せを味わうことができないのも

この映画から学べます。

 

経営学の最初の第一歩は、人間関係について深く学ぶことから始まります。

 

ステップ2:お金について学ぶ

 

人間関係について学んだら、次に学ぶのは「お金」についてです。

 

人間関係のトラブルの中でも、お金に関するトラブルというのは

意識すれば回避可能です。

 

「金の切れ目は縁の切れ目」という諺があるように、お金で壊れる人間関係

もたくさんあるのです。

 

なので、お金について詳しくこれまで意識したことが無い深いレベルで

学ぶ必要がでてきます。

 

具体的には、お金の「攻め」と「守り」という機能をまず勉強をしていきます。

 

攻めというのは、お金を稼ぐ方法、増やす方法です。

 

守りというのは、お金を減らさない方法、節約する方法です。

 

お金の使い方や預貯金に始まり、投資や借り入れや税金の知識まで。

 

お金の「攻めと守り」について、様々な角度からマスターすることで

初めて人生を豊かにマネジメントすることが可能になってきます。

 

ステップ3:健康について学ぶ

 

お金を大きく失うケースの1つは、借金やローンです。

 

もう一つは、健康を害するということです。

 

病気になると病院に行き、薬をもらいます。

 

病気が重症だと、長期の入院が必要になり入院費用が家計を

圧迫します。

 

手術に、投薬・・・病気が重ければ重いほど治療にかかる、お金が

必要になります。

 

最悪の場合は病気で寝たきり状態や、亡くなってしまうこともありえます。

 

そうなってしまったら働くことができません。

 

働くことができなければ、お金を稼ぐことができません。

 

お金を稼げなくなる心配を回避するために、多額の保険料を支払っている

ケースも少なくありません。

 

逆に、健康でいさえすれば、何かしらの仕事をしてお金を稼ぐことは

可能です。

 

また会社なら従業員が不健康で会社を休んでばかりいられたら、仕事に

なりませんし、チームのプロジェクトも進みません。

 

従って、健康をマネジメントすることは、とても重要な要素になってきます。

 

経営学では、直接「健康」や「栄養学」を学ぶことはありません。

 

しかしながら、保険数理というテーマでは会社のリスクを判定、評価する

手法を学ぶことになります。

 

保険数理は、年齢や性別などを基に保険会社が病気や死亡のリスクを算出し

そこから保険料を決める時にも使われているので。

 

会社の健康状態だけでなく、人間が病気になることが、どれだけリスクのある

ことなのかを学ぶことができるようになっています。

 

ステップ4:ビジネスを学ぶ

 

故経営学者のピーター・F・ドラッカー氏は、経営とは「マーケティング」と

「イノベーション」だと言いました。

 

マーケティングというのは、自社のお客さまについて徹底的に考えることです。

 

どんな価値を提供すれば喜んでもらうことができるのか?

 

その価値を提供するには、どんな商品やサービスをどんな価格で提供を

したら良いのか?

 

これを考えうるのが、マーケティングの本質です。

 

そしてイノベーションとは、自社のお客さんに飽きられないようにすることを考えることを言います。

 

日本語で言うところの商売「商(あきな)い」は、「飽きない」ことなのです。

 

お客さんにも、従業員にも飽きられないような会社にするのが経営者の役割です。

 

そして、この2つを実践するのがビジネスなのですが。

 

ビジネスにおける、マーケティングやイノベーションは全て

「人間関係」と「お金」「健康」に通じているのが、おわかりいただけます

でしょうか?

 

お金を稼ぐためには、ビジネスを学ぶ必要がありますが。

 

同時に、ビジネスを学ぶことで人間関係や、お金、健康に

ついて深く学んでいく必要が出てくるということです。

 

経営戦略とか、難しい言葉を聞くと条件反射で勉強の意欲が削がれて

しまいますが。

 

「経営戦略=人生戦略=幸せ戦略」

 

と、考えるとそのために必要なことをビジネスを通して学んでいる

と感じていただけるのではないかと思います。

 

ステップ5:信頼できるメンターを持つ

 

経営学は、「人間関係、お金、健康、ビジネス」を学び

自分の人生を幸せに、マネジメントすることです。

 

そのためには、経営学の科目という枠にとどまらず、広く哲学・文学・心理学・社会学・工学・化学・美術・芸術・金融学・経済学・情報学など

様々な分野の学問についてもぜひ積極的に学んでいただきたいと思います。

 

しかしながら、学ぶ分野が広ければ広いほど、何をどう学んだら良いか

がわからず混乱してしまいます。

 

そのために必要なのは、メンターと呼ばれる「師匠」の存在です。

 

メンターを持つことで、学ぶスピードが加速するからです。

 

どんなメンターを持つと良いかは、またの機会にお伝えしたいと思いますが。

 

個人的には、次のような会社の経営者の方を参考にされると良いかと思います。

 

:ノルマ残業、一切禁止!日本一社員が幸せな会社

未来工業

 

 

: Google が日本で働きがいのある会社として1 位を獲得

Google

 

 

自分自身の人生の経営者となりマネジメントする時代

 

Facebookを作って世界的に有名になった世界最年少の大富豪

マークザッカーバーグは、ある雑誌の取材でこう言っています。

 

「ぼくは会社を経営したいわけじゃないんです。

ぼくにとってビジネスというのは、ぼくの考える目標を達成するための手段に過ぎません。」

 

経営学は、会社を成長するためのマネジメントではなく。

 

自分の人生を豊かに、幸せなものにするためのマネジメントを学ぶこと

なのです。

 

これを機に人生の目標を達成するための経営学(人間関係、お金、健康、ビジネス)
について興味を持ち、学びを深めていただければ幸いです。

 

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