費用を抑えて起業できる「創業補助金」とは? 知っておきたい5つのポイント

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今、起業がブームです。

ネット環境とアイデアがあれば比較的起業しやすい

環境が整ってきており、起業自体は案外簡単にできるようになってきました。

 

しかし、

 

起業そのものはできても、頭を痛めることのひとつが資金繰りではないでしょうか。

 

会社の登記費用や、印鑑など事務用品や備品などの費用。

事務所や店舗を借りるなら、その賃貸費用や、

場合によっては人件費なども必要です。

 

また、物販なら仕入れ代金や、売り上げが入金されるまでの

運転資金も必要です。

 

創業時に潤沢に資金があればスタートダッシュを切ることができますが

そういう人は稀でしょう。

 

大多数は自己資金や銀行からの借り入れなどが一般的だと思いますが、

今、注目されているのが、国が創業する際に支援してくれる

「創業補助金」です。

 

なにしろ補助金ですから、返還する必要がありません。

 

しかし、それゆえ交付されるまでのハードルは高いですが、

チャレンジしてみる価値は十分にあります。

 

目次

1.創業補助金とは
2.「創業補助金」の申請で注意すること
3.「創業補助金」は時間を短縮する為に使う
4.何のための創業補助金?

  • 1.創業補助金とは?

 

 

「創業補助金」は日本経済を活性化することを目的として

アベノミクスの一環として生まれた制度です。

 

これから創業しようという方や、すでに事業をやっているが

さらに別事業を創業しようという場合などに支援を受けることができます。

 

具体的には、

 

  • 地域の需要や雇用を支える事業や、海外市場の獲得を念頭とした事業を

日本国内において興す起業・創業を行う者

 

  • 既に事業を営んでいる中小企業・小規模事業者・特定非営利活動法人において

後継者が先代から事業を引き継いだ場合などに業態転換や新事業・

新分野に進出する[第二創業]を行う者

 

が対象となっています。

 

 

「創業補助金」の概要

 

 

1)いくら補助してもらえるの?

 

補助率はかかる経費の3分の2まで、上限は200万までです。

 

補助の対象となるおもなものとしては次のようなものがあります。

 

・店舗賃借料

・設備費

・人件費

・マーケティング調査費

・広報費

・旅費

・謝金等

など

 

たとえば、店舗を借りるのに150万かかったのでこれを補助してもらいたい場合

150万の3分の2で100万円が補助の適応対象になります。

 

店舗内の什器をそろえて450万円かかった場合、3分の2だと

300万円になりますが、補助の上限は200万円の為、

200万円までしか適応対象になりません。

 

また、補助金は工事が完了して報告書を提出し“受理されて”

初めて交付されます。

 

工事前に交付されるわけではないので十分な注意が必要です。

 

  • 補助金のメリット、デメリット

 

助成金や補助金のメリットはなんといっても返還しなくていいということでしょう。

 

銀行からの借り入れの場合は、起業の際に利率の低い制度を活用できますが

返還しなくてはなりません。

この差は大きいですよね。

 

デメリットはそれゆえに審査が厳しいということです。

また、助成金の場合は申請の要件を満たしていて申請書内容に

不備がなければ交付されるのに対して、補助金は予算の枠が決まっています。

 

その為、予算が上限に達した場合には受付が締め切られます。

また、公募期間が毎年決まっているので締め切りに遅れた場合は

受け付けられません。

 

せっかく面倒な思いをして作成したのに、申請期限が過ぎていたなんてことに

ならないよう十分な注意が必要です。

 

  • 申請方法

 

電子申請と郵送による申請があります。

 

電子申請、郵送いずれも申請書類をダウンロードして

申請が可能です。
申請書類ダウンロード

 

 

  • 公募期間

 

その年によって違いますが、

平成28年は次のとおりでした。

 

平成28年4月1日(金)〜平成28年4月28日(木)17時必着

 

平成28年度創業・第二創業促進補助金 募集要項

 

 

 

以上が大まかな「創業補助金」の概要です。

 

ご自身で申請する方法もありますが、税理士などの専門家に申請してもらうという

方法もあります。

 

いずれにしても、補助金は事業の完了報告書を申請してから交付されるまでに

2~3ヶ月かかりますので、余裕をもった事業計画が必要です。

 

 

 

 

2.「創業補助金」の申請で注意すること

 

繰り返しになりますが、重要なことなので再度まとめてみたいと思います。

 

  • ・交付は工事などが終了して完了報告書を申請して初めて交付されます

 

交付されるまでに2~3ヶ月ほどかかりますので

その間の資金を準備しておく必要があります。

 

特に業者さんに支払う費用は、あらかじめ準備しておく必要があります。

 

申請が無事に受理され、補助金の交付が決定しても実際に振り込まれるのは

まだ先ですが、業者さんには交付前に払わなくてはならないケースがほとんどです。

 

・申請期間の締め切りがあります

 

その年によって申請できる期間がことなります。

せっかく苦労して申請書を作成しても締め切りが過ぎていたとならないように

ホームページなどで申請期間をしっかり把握しておく必要があります。

 

・補助金には上限があります

 

まったく新たに創業するのか、すでに事業をやっているが

新たに新規の事業を始めるのか、などで補助金の条件が

変わります。

 

又、交付される金額には上限がありますので注意してください。

 

 

 

 

 

3.「創業補助金」は時間を短縮する為に使う


 

 

補助金はかかった経費の3分の2、または上限で200万円と

まとまった、けっこうな額が交付されます。

 

申請のハードルは高いですが、交付されればラッキーですよね。

それでは、この交付金をどこに使うのが効果的でしょうか?

 

備品や、事務所や店舗の賃料に充てるのもひとつの方法ですが

時間を短縮する為に使うのがよいのではないでしょうか。

 

たとえば、ネットショップを運営する場合、

 

以前のようにショップを開いたら売れるという時代ではありません。

初めて物販でネットショップをやる方が、一番とっつきやすいのは

大手のショッピングモールに加盟することだと思います。

 

大手のモールには長年のネットショップ運営の蓄積がありますので

大変勉強になります。

 

しかし、実店舗と同じことをネットでやるわけですから

やることが山のようにあります。

 

トップページの作成、カテゴリーページの作成、商品ページの作成。

さらには、販売商品の企画、イベントの企画、商品の撮影、編集。

 

お客様からの問い合わせや、注文に対する対応、決済処理、

メルマガの発行や商品の発送などです。

 

最初は、全体を把握するために自分ですべてをやってみることも

必要だと思いますが、軌道にのってくると仕事量も増え、

すべてのことを一人でやることが難しくなってきます。

 

素人っぽいページでは信頼感に欠け、売れないネットショップに

なってしまいます。

 

その為、ページの作成などは外注さんにお願いするか、人を採用する必要があります。

 

又、現在はページの編集やメルマガの作成、画像の作成、集客、発送など

ひとつひとつの作業がより専門的になってきています。

 

そして、それぞれの分野でプロが存在します。

 

 

商売の基本はいかに新規客をみつけ、お客様になってもらい、

リピーターにもらい、ファンになってもらうかだと思いますが

ネットショップの場合は新規客ではほとんど利益がでません。

 

最初は集客のために費用をかけたり、お買い得な価格で

お客様に購入してもらったりします。

 

大手のサプリメント会社がよく、初回限定お試し価格を

提示しますが、あの方法です。

 

その為、リピートしてもらって初めて利益が出ます。

 

もちろん、素人っぽいページでも時間の経過とともに

リピーターさんはつきます。

 

しかし、時間がかかります。

 

一方、資金が豊富な会社は最初から見栄えのするネットショップを

外注に依頼して作成します。

 

そして、広告宣伝費を豊富にかけて見込み客を獲得します。

 

ゼロから見込み客を集めるのと、ある程度の見込み客を

集めてからスタートするのでは、その後の展開が全く違います。

 

つまり、大手の会社はお金で時間を買っているわけですね。

 

今までは資金がないなら時間をかけて、ゆっくりリピーターを増やしていくしか

方法がありませんでした。

 

しかし、ホームページの作成費用や広告費を補助金で賄えるなら

大手の会社と同じことができるわけです。

 

もし、200万円の補助金を得ることができるならば、最初からスターダッシュを

切ることができます。

 

これは、とてつもなく人生の時間短縮になると思います。

 

ネットショップを例にしましたが、このように貴重な資金を時間短縮できるところに

使えば「創業補助金」は最大の効果を発揮すると思います。

 

 

 

4.何のための創業補助金?

 

「あなたは、なぜ起業しようと思うのでしょうか?」

 

・自分でやりたいことがある。

・会社では自分のやりたいことができない。

・パソコン1台あればどこでも仕事ができる。

・嫌な上司やいやな人と仕事をしたくない。

・1年のうち半分働いて半分仕事をする。

・サラリーマンでは得られない収入が得たい。

・満員電車の毎日から脱出して自由に生きたい。

などなど

創業を考える理由は人それぞれだと思います。

 

しかし…

 

起業してから1年経って存続している会社は40%という

統計があることをご存知ですか?

 

さらに言うなら

 

1年:40%

5年:15%

10年:6%

20年:0.3%

30年:0.02%

 

と言われています。

 

参考:中小企業庁

 

現在は様々な条件が整っているので起業するのも比較的たやすくなったと思います。

「創業補助金」もそのひとつです。

 

しかし、事業は継続することこそ大切なのではないでしょうか。

 

起業するということは、取引先や家族、場合によっては友人や親戚

たくさんの方々の応援を得て、みんなの夢も背負うことだと思います。

 

本来、事業は、自己資金を貯めたり、友人や親戚に頭を下げて

開業資金を借りたり、銀行から厳しいことを言われながら融資を受けて

はじめて始められるものだと思います。

 

それによって覚悟が決まり、気持ちが引き締まるということがあります。

 

もし、安易に「創業補助金」をあてにして起業を考えるならやめた方がいいでしょう。

 

たまたま、今はそういう制度があるだけで、本来「補助金」をもらって起業するなどと

いうことはありえないのですから。

 

起業することは比較的たやすいですが、継続してこそあなたが起業しようと思った

その本来の目的を果たすことができます。

 

「創業補助金」をうまく活用して、ぜひあなたの夢を叶えてください。

 

 

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